城下町 杵築
11月4日、自治会加入後の初の参加行事は、付近の公園の清掃(ほぼ落ち葉拾い)でした。てっきり、「僕は参加しないでいいんだろう」と高を括っておりましたが、妻が「一緒に来てくれ」…と。
どんだけ内弁慶で人見知りなんだよ。しかも、家じゃ態度がLLなのに。一人でに行けよ…という言葉が首元まで出ていましたが、彼女も人生初の自治会なので、結局一緒に行き、営業スマイルで作業させていただきました(笑)。一人で行かせて、ご近所との人間関係に亀裂が入ってもいけませんから。
自治会の掃除も終わり、その後は暇なので、思い出の大和ロイヤルリゾート杵築を見に行ってみました。別府移住への始まりはここですから。一応、改めて見てみよう…って事で。
11:00ぐらいにタイカブで出発し、県道218号(通称 鉄輪線)でR10へ出ます。
別府温泉の発祥は、東別府の方にある浜脇温泉ですが、今別府で一番華があるのは、この鉄輪温泉ではないでしょうか。温泉旅館も多いし、何と言っても湯煙があちこちから立っていて、温泉地の風情が濃厚です。
R10に出たら、ボランティア活動で有名になった尾畠さんの地元日出町に向かいます。
R10からR213に入り、道なりで杵築の市街に入ります。別府からは25kmくらいで、一時間かかりません。とりあえずランチタイムなので、杵築の市役所のそばにあるこちらのお店でいただきました。
茶房 一番館さんです。豊後牛&ハモッケサンドをいただく予定でしたが、すでに品切れでしたので、ハモコロッケ定食800円とハンバーグと白身魚のフライ定食1100円をいただきました。
店内で驚いたのは、この平成30年に店内で堂々とタバコを吸っていらっしゃいました。気になる方は、この時点でこちらのお店は無理だと思います。で、お味の方ですが、ハモを使ったコロッケは珍しいとは思いますが、ハモより山芋の味が目立ってしまって、僕には今一歩な味でした。ハンバーグも普通すぎます。その中で白身魚のフライは、魚の嫌いなエグミもなく美味しいですね。☆3つ。お料理のアイディアはいいと思いますが、味はとっても普通。もう少し個性があった方がよろしいかと感じました。
初めて訪れた4年前にも、一度杵築の市街には立ち寄っておりますが、その時は大和ロイヤルリゾートの残念さに打ちのめされていたので、精神的な余裕がなくサラッと通り過ぎただけでした。しかし、たまたまレストラン内に観光案内のパンフレットがあり、さりげなく見て驚きました。
こんなステキな城下町だったとは。しかも、よくこれだけの古い町並みが残っていますね。
僕が知らないだけだったのかもしれませんが、関東近郊ならかなりメジャーな観光地になっているのではないでしょうか。まぁその前に、日本では史跡なんかより、お金ファーストだから、古い街並みが残るのは奇跡ですが。
そして、展望台からの景観もステキすぎます。いいところだなぁ…杵築。温泉もあるし、大和ロイヤルリゾートも悪くなかったかも。なんて考えながら4年ぶりに行ってみました。
4年前には、まさか再び、しかもカブで来るとは…思わなかったなぁ(笑)。
久々に別荘地内も見て回りましたが、4年前とほぼ同じ。そして、僕らが暮らしていた別荘地と比べると、別荘地としては何か足りませんね。八ヶ岳は軽井沢ほどではないにしろ華やかですからね。観光施設やスポットもたくさんあるし。何もない単なる田舎の農村地を、無理矢理リゾートと呼ばせても…。
そして、最寄りの杵築市街までもそれなりに遠い。最寄りの大きな市街地は別府でしょうから25km以上もある…別荘ならいいけど、永住はどう考えてもないですね。場所が違うだけで、八ヶ岳の暮らしと何も変わらないから、これじゃー意味ありません。
今回は、久々に温泉に入ります。向かう先は別府温泉発祥の浜脇温泉です。別府の温泉は代表的な温泉地を別府八湯と呼んでおり、僕らも、別府温泉、亀川温泉、鉄輪温泉、観海寺温泉、堀田温泉には入っておりますが、浜脇温泉、明礬温泉、柴石温泉にはまだ入っておりません。
別府市民として、そして温泉マニアとしては、制覇しないわけにはいきません。その第一弾として浜脇温泉に行ってみました。
大和ロイヤルリゾートから田舎道を走りR10に出ます。
日曜日なのでR10は混んでおりますが
タイカブなのでノープロブレム(笑)。街は原付二種が最強です。おかげで最近はカブの稼働率が高くなってます。別府は暖かいし、長時間乗らなければ寒さも堪えませんしね。
別府温泉発祥の温泉にもかかわらず、浜脇温泉は大森(大田区の)あたりの公団住宅みたいなところににありました。ちょっと風情が足りないんじゃないの。
味気ないなぁ…と思いつつも温泉に入ると、そこはやっぱり素晴らしいお湯でした。さすが別府温泉の発祥なだけはあります。ご利用はお一人様510円です。510円が高い…と感じる方には、地元の人が集う本物の共同湯が一階にあります。そこなら100円で入浴できます。
泉質は単純温泉で、ほぼ無色透明で無味無臭です。源泉かけ流しにですが加水しています。我が家の温泉もそうですが、源泉は高温ですから。こう書くと、たいした事ない温泉と思われるでしょうが、温泉らしい優しいお湯で、入れば誰でも「いいお湯だな」と感じるはずです。別府の温泉はそれぞれに個性があるので、別府で温泉を堪能するなら八湯巡りは強くおすすめです。
ここから家までは10分もかかりません。100㎞も走らないショートツーリングでした。移住したばかりってのもありますが、別府は近場でも楽しめて素晴らしい。まぁ市街地でもありますけど、そもそも観光地ですから当たり前と言えば当たり前ですが。
僕らが別府を選んだ理由は、もう寒いところは嫌なので温暖な気候で、温泉があるような観光地で、山や海が近くて食べ物が美味しく、それでいて多少の産業があるところ…これってありそうでないんですよ。
僕みたいに「仕事なんてなんでもいいや」と考え、ロボットのように心をこめずに働く事ができ(笑)、他人との差別化に興味がなく、楽天的な思考があれば、気に入った場所で楽しく過ごせます。
別府に移住しても、たいした苦労や壁もなく、つつがなく暮らしており…たいへん申し訳ありません(笑)。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
移住、バイク、車、温泉、グルメ話も楽しみにしてますが最近は奥様生態の小出しネタが面白かったりしてます。
マイペースと言うか我が強いと言うかわがままと言うか自分勝手だけどツーリング先で雨に降られても笑ってる私の妻と戦ったらいい勝負になりそうですもん。
投稿: たま | 2018年11月 6日 (火) 20時36分
妻は僕と結婚して、そして八ヶ岳さらには別府まで一緒に来てくれるのだから、かなりの変わり者です。
ただバイクは、基本的に異常な寒がりなので、寒い寒いを連発するので、嫌だったら後から車で来い!と思うほどです。
なのに家で暖房使うと、暑い…と。意味わかりません。
投稿: 友蔵 | 2018年11月 7日 (水) 05時49分