別府移住計画 第六弾 2
ランチの後は引渡しが終わったので、家の中に入りリフォーム業者さんが来る前に細かくチェックします。
見学の時には気が付かなかったところもけっこう多く、あれ?こんなにキズが多かったっけ?…と、いまさら気づきました。中古車もそんな感じだし、33年落ちだから仕方ないのですね。
新しい家のスペックは、3LDKで土地が46坪、建物が37坪でシャッター付きのガレージがあります。
おそらくバイク2台も収納出来ると思います。FREEDだとギリギリですが、東京に出向く事がなくなれば、軽自動車でもいいと考えているから問題ないと思います。これからはクルマに頼る生活ではありませんから。バイクに乗れなくなったら、スポーツカーに乗るかもしれませんが、ポルシェならぐらいならこのガレージで充分だと思います。買う事はないと思いますが(笑)。
構造が一般的な家とは少し変わっていて、半地下に浴室、1階はリビング、中2階に和室(ガレージの上)、2階に2部屋の構造です。
この地域は、都市ガス、公共下水が引いてあってインフラも充実している上に、お金持ちが住んでいたので温泉も引いてあります。だから、贅沢にも毎日温泉に入れます。その分管理費がかかりますけど。
リフォーム箇所は経年劣化しているところを重点的に、そして業者でないと難しい部分のみ発注します。今後はフルタイムで働く気はないので、引っ越し後に自力でもなんとかなりそうなところは、自分でトライしてみようと思います。
クルマやバイクも専門的な技術や工具が必要なところ以外は、自力でメンテナンスするようにしていますので、たぶん家もなんとかなるだろう…なるのではないか?と、思います。趣味の一つと捉え、少しづつ手を入れていこうと思います。古いバイクのレストアみたいな感じで。失敗しても自分の家だし(笑)。
それにクルマもそうですが、買い時にはキズや汚れが気になりますが、無傷で乗り続けるのは難しいですよね。自分がいくら気をつかっていても、不可抗力な出来事も多いし。家ならなおさらです。生活していますから。だから多少のところは目をつぶろうと思います。住めば都ですから(笑)。
しかし、目をつぶれないところがありました。玄関の下に1㎝もの隙間があるじゃないですか。これじゃゴキブリに「入って来いよ!」と言っているようなもの。ここだけは何があっても対策します(笑)。
一通りの打ち合わせが終わり、肝心の入居日の希望を伝えたら、今職人が不足していて間に合うかどうか…との返事が。むむむ…ただでさえ当初は9月引っ越しの予定だったのに、妻の退職の時期が遅かったり、最後まであれこれ迷って購入が遅くなったりで、予定が狂ってしまい時間を持て余しているので、これで10月の後半はさすがに遅すぎる。
結局、業者の返事待ちとなり、引っ越し日もまだ確定出来ず仕舞いです。ここが決まらないと、次の準備が出来ないから困るんだけどね。
モヤモヤ感が残ったまま、14:30に別府を出発します。まっすぐ帰っても良かったのですが、15日、16日も休日ですので、高速代を節約しながら帰ることにします。
R500で宇佐に出て、東九州自動車道の宇佐ICから乗って、門司港ICで降り、門司レトロに寄ってみました。
まるでテーマパークのようでした。
当時からこのような街並みだったのでしょうか。
だとしたら当時を見てみたかったなぁ。ここからは、初めて関門トンネルを走ります。
通行料金が150円とは知らなかったなぁ。これなら別府に移住しても、中国地方はツーリング圏内になりました。四国へもトンネルがあればいいのに(笑)。
本州に渡ったら、下関市内の吉見温泉センターへ向かいます。
ご利用はお一人様610円。外観からの見た目とは違い、施設内はけっこうキレイです。とは言っても、ほぼ共同浴場に近いので、初心者にはハードルが高いような気もします。
泉質はアルカリ性単純温泉で、無色透明で無味無臭ですが、PH値が高くスベスベするいいお湯です。加温している浴槽は循環消毒していますが、源泉かけ流しの浴槽もあります。ただし、湯温は28℃ですが。わざわざ行くほどではありませんが、下関周辺なら一押しではないでしょうか。
夕飯は下関市街に戻り、こちらの書いて回転寿司でいただきました。
カモンワーフというショッピングモールの一角にあります。口コミが良いのでお値段が高いのを覚悟で入りましたが
美味いと言っても、びっくり寿司と同じくらいではないでしょうか。
このマグロ三昧なんて600円もして一押しらしいけど、新鮮さには欠けるし、じゃあ職人の味にはなっているか?というと…そうでもないと言うしかありません。
期待したフグのお味噌汁も
フグが入っているだけ(笑)。それなりのお値段なんだから、もう少し頑張ろう。☆3つ。高いのにきわめて普通です。
20:00も回ったので、車中泊する道の駅へ移動します。R9からR491に入り道の駅きくがわで車中泊です。気温は24℃くらいでしたが、小雨がぱらつき湿度が高く、かなり寝苦しい。僕は車中泊時にはエアコンかけない派ですが、不本意ではありますがかけてしまいました(笑)。FREEDの良いところは(ハイブリッドです)、電池が減るとエンジンがかかるので、ずぅーっとアイドリングするわけではないのです。そこは迷惑度が軽減されると思います。
明け方には雨がザーザー降りとなり、とても車内を車中泊モードから運転モードへの変更が出来ないので、なんとか運転出来る状態だけにして、少し離れた道の駅 蛍街道西ノ市へ移動し
申し訳ないですが屋根のあるところを借りました。もちろん片付けたら即移動しております。ちなみに、道の駅きくがわより、こちらの道の駅のが大きくて車中泊向きだと思います。
寝苦しかったのでさっぱりしたい為、早朝から営業しているこちらの温泉に行きました。
俵山温泉です。なんの下調べもなく行きましたが、すごいところでした。完全に時間が止まっております。
信州にも昭和のままのところはありますが、ここほど色濃く残ってはおりません。よく雑誌で取り上げないよなぁ。
早朝の6:00から営業しているのは町の湯というところで、ご利用はお一人様430円。泉質はアルカリ性単純温泉で、無色透明で無味無臭で源泉かけ流しで使用しています。PH値が9.9と非常に高いので、お肌ツルツルになります。また歴史ある温泉で、リウマチに効果があるらしく湯治場として療養する方が多いそうです。しかし、僕の五十肩は治りませんでしたが(笑)。温泉マニアの方には超おすすめです。思いがけなく良いお湯に入れました。
この日も車中泊を予定しているので、一般道で行けるところまで走ってみました。俵山温泉からは、県道34号からR191出雲に向かって走ります。益田市からは、R9が山陰道の無料区間となる部分があるのでグーンと距離を稼げます。
お昼には江津市に着き、R9沿いに見た目がレトロな喫茶店にもかかわらず賑わっているお店があったので、こちらでランチをいただきます。
俵山温泉ほどではありませんが、こちらも昭和のまま時間が止まっております。
行き当たりばったりで予備知識がないので、カレースパとチキンライスをお願いしました。共にセットで760円です。
オーダーしてからまわりを見渡すと、ほとんどの人がカツカレーを食べていました。しかもどデカい皿で(笑)。お味の方は、見た目通りの昭和の喫茶店の味です。懐かしいですが、だからといって美味いか?と聞かれると…微妙です。☆3.5かな。今や絶滅しかけているザ・喫茶店ですが、B級愛好家としてはたまーに食べたくなる味なので、末永く営業して欲しいです。ちなみに、セットはコーヒーも付いてきまして、このコーヒーも昔の喫茶店を想い出させます。漫画の750ライダーが似合います(笑)。
R9は出雲市あたりから無料区間がない上に交通量も多く、時間がかかってしまいます。
宍道湖も松江市があるせいか交通の流れが悪い。まぁ 有料の山陰道があるから、文句があるなら金払えってことでしょう。ただ、この先はまたもや無料区間が連発するので、17:45には新温泉町の少し先にある
七釜温泉ゆ~らく館に到着しました。無料区間の山陰道があったので、想像以上の移動距離でした。ゆ~らく館は想像していたよりキレイな施設です。ご利用はお一人様500円と、この施設にしてはとてもリーズナブルではないでしょうか。
泉質はナトリウム、カルシウム硫酸塩高温泉で、特徴のある茶褐色ですが無味無臭です。源泉かけ流しで使われております。湯村温泉が近くにあるからか、三連休中にもかかわらずあまり混んでいませんでした。お湯はこんなに素晴らしいのに。意外に穴場かもしれません。
僕は以前、土砂降りの中を湯村温泉にバイク(BOLT)で来た事があり、向かう途中には死ぬほど寒かったスキー場があったので、今回はそのあたりの道の駅 神鍋高原に向かいました。もう寝苦しいのはこりごりなので。
さすが高原なだけあって、20℃ぐらいでしたので寝苦しさは全くなく、むしろ明け方は寒いレベルです。やっぱり、9月ぐらいじゃ高原以外は車中泊は無理(笑)。
最終日も早々に出発し、R482→R9→R175で舞鶴、R27で敦賀、R8で彦根でちょうど12:00でした。
わざわざ彦根まできたt理由はこれ
近江チャンポンを食べる為です。以前、名神高速の多賀SAで食べた事があるのですが、ものすごく美味しかったので、ぜひ違うお店でいただきたくてこちらのお店に来ました。
三平さんです。オーダーは、通常のチャンポンとオススメのあんかけチャンポンにしました。
お味の方は、多賀SAのちゃんぽん亭総本家より和風風味が強く、こちらの三平さんも激ウマです。それに対してあんかけは…僕は美味しいけど微妙です。チャンポンというより、別の食べ物のような気がします。☆4つ。本場九州のチャンポンも美味しいけど、この細麺&和風スープになぜか惹かれます。
ここからは、名神高速の彦根ICに14:00くらいには入り、17:00には無事我が家に到着です。いつもより一泊多いだけですが、高速代は8000円くらい浮きました。時間があれば、これもアリだなぁ…(笑)。まず関門トンネルが150円が驚きでした。今回は山陰側でしたけど、山陽側で混雑回避しながら走れる下道ってないのでしょうか。
とうとう旅立つ時が来ました。本当はこのまま山に引きこもっていても良かったのですが、別荘地はあくまでも別荘地で、将来的な事を考えれば、管理会社頼りになるのはリスクが高い。おまけにこれ以上の年齢でクルマ頼りの生活は、ナイトライダーのキッドみたいなクルマが出来ない限り、同じくリスクが高い。人生の終盤で交通刑務所に入るのは嫌なので。
一時はこのあたりで改めて家を…も考えましたが、やはり人口が少ないこの地域ではインフラの維持や、若いときは良いけど年老いた時の交通手段などを考えれば、私は山岳地ではなく、街の生活を選びました。それを判断出来たのは、このなんちゃって田舎暮らしで、地方の本当の生活を見ることが出来たからです。
生を受けてから続けていた東京での都市生活。そこから山の暮らしへ。そして老いていくので次のステージに移動するのです。僕は人生は片道切符の旅と考えているので、住むところなどに執着はなく、自由に自分が思うがまま住みたい場所にいけばいいんじゃないかと思います。
ただ…いままでマンションだったり、別荘地だったりで、自治体に入った事ないんですよね。大丈夫でしょうか…これが最近の悩みです(笑)。
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コメント
長旅お疲れ様でした。
俵山温泉は寄りましたが「七釜温泉ゆ~らく館」も是非行ってみたいですね。
自治会の件ですが私の実家周辺でも裕福なリタイヤ組と思われる終の棲家的な住宅が増えてました。
ここからは母に聞いた話を訳します。
「あの人達は自治会に入らず会費も払わないのに祭りとかそんなのには必ず来る。
田舎だから誰も何も言わないけど。
たまに会っても何か上から目線の会話なのであの人達嫌い。
田舎だから誰も何も言わないけど。
大地震の時も家が壊れてもないのに炊き出しの時は必ず来てた。
田舎だから誰も何も言わないけどね」です。
移住して来た方達の考えや集まりもあると思うのでこの意見は参考にせず適材適所でいいんじゃないでしょうか?。
投稿: たま | 2018年9月20日 (木) 21時08分
いよいよ。八ヶ岳の麓からの引っ越しが近づきましたね。
終のすみかの予定が別府というのは羨ましすぎです。
私も終のすみかは那智勝浦と決めておりましたが両親の介護がまだ続きそうで先にこっちがくたばるかもと心配しています
投稿: ひでりん | 2018年9月20日 (木) 23時13分
たまさん
えっ!俵山温泉行ったのですか。ひょっとして、あのどれかの旅館にも泊まったのでしょうか。さすがですね。僕ならためらってしまいます(笑)。
僕もいろんなところに行きましたが、久々にビビリました。移住したら再チャレンジしてみます。
僕は「裕福なリタイヤ組」の括りに入れないので、まずここが違います(笑)。いままでは有料で管理組合がゴミなどの処理をしてくれましたが、普通は町内会で持ち回りでしょうから入るつもりなのですが、なにせ経験がないので、うまくやれるか少し不安です。
ひでりん さん
僕はいろいろ見てきた中で、別府くらいの規模の街が自分に合っているだろう…そう感じました。誰かと競争もしていないから、大勢の人の中で高級品を身に付けて勝ち組になる必要もないので。
おまけに観光地も兼ねているから、わりと旅行気分でいられます。これは今現在の生活で学びました。僕はこのくらいふざけていて、ちょうどいいくらいです。
那智勝浦の近くまでは行った事があります。いいところですよね。いろいろと事情があると思いますが、ぜひ実現に向けて頑張ってください。
投稿: 友蔵 | 2018年9月21日 (金) 08時02分
いよいよ別府生活が始まるんですね。老後の為に「都会」を選ぶとなると、どうしても東京や横浜しか連想できないのですが、別府とは本当に珍しいと思います。何か思い入れがあるとか、昔住んでたから...とかじゃないんですよね。
40代も後半に入る私もなんとなく悩みます。新宿生まれの新宿育ちだから、田舎(信州や北九州等)に強烈な憧れがあります。人ゴミやコンクリートジャングルはもう飽きてうんざりだから、いつか飛び出してやる!って思いつつ結局のところ気持ちが萎えたり、面倒くさいやら家族の存在とかで、のびのびになってる現状です。その土地が完璧で大正解!って場所は実は
ないんですよね、多分。もはや、「妥協」と「歩み寄り」で納得せざるを得ないのでしょうかね~ (笑)
田舎暮らしは、若い方がいいのは確かですね。医療は交通の便とか事で。
でも、クソがつくほど田舎に、何故か仙人みたいな年寄りも多くいるので、じゃあ年とっても案外大丈夫なのかな!?と考えたり。答えが全然みつりません (笑)
投稿: わんすけ | 2018年9月23日 (日) 19時24分
僕も下町ですが東京生まれですから、わんすけさんとは育った環境が似ています。都会で育ったせいか、東京に憧れもなければ、こだわりが全くありません。むしろ東京ではりきっている方は、滑稽にさえ見えるときがあります。
八ヶ岳や別府に関しては、思い入れもなければ、縁もゆかりも全くありません。共通点は観光地なだけです。
八ヶ岳の時は、なんとなく山の暮らししたい、そしてバイクやクルマで好きなだけブッ飛ばしたい…これだけです(笑)。
別府は、街の規模がドンピシャでした。コンパクトなのに充実しています。隣の町は県庁所在地ですし。おまけに観光地で、温泉も充実しています。東京は便利で刺激もあると思いますが、人が多くて毎日が満員電車に乗っているみたいです。
田舎に仙人が居るのは、地元ネットワークが出来ているからです。移住者には無理ですよ。しかし、それも現代社会の影響があり崩れつつあります。だから、かなり怪しい軽トラが走っています。リスク回避など全く考える事が出来ない彼らは、クルマがボコボコになっても、今日も運転しています。
僕はリスク回避を考えて、クルマに頼る生活はやめます。それともう一つ。山の暮らしは、気温が低いから体力が必要です。人が暮らしやすい大きな街って、だいたい暖かいところにあります。
投稿: 友蔵 | 2018年9月24日 (月) 06時29分