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カブで北海道 稚内から斜里編

7月26日は7:10に出発して、北海道の旅で一番主軸に置いた道東に向けて走ります。その前に、昨日行けなかったノシャップ岬に少し戻ります。

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風が強くてサイドスタンドでは不安だったので、センタースタンドで停めました。

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イルカが見える時もあるのでしょうか?もちろん何も見えません(笑)。そして、メジャーなわりには意外にも観光地化されていないのですね。

稚内市内に戻って防波堤ドームも見に行きました。

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昭和初期の建設らしいのですが、モダンな構造物です。今もこのくらい気をつかえば良いのに。

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僕が泊まったのは南稚内駅周辺でしたが、稚内は稚内駅周辺のが繁華街になっているから、こちらのが美味しいお店が多いかもしれませんね。まぁ だからこそ宿が安かったのかもしれませんが。

北海道ツーリングと言えば、ここを外すわけにはいきませんよね。R238で宗谷岬に向かいます。

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日本最北端の宗谷岬です。とうとうカブで日本最北端まで来ました(笑)。

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間宮 林蔵様も凛々しく立ってらっしゃいました。日本の最北端だから、ものすごく感動するのだろう…と思いましたが、宗谷岬はさりげなく到着するので、思いのほか感動は薄いです。もっと北の果てらしい道のりを想像しておりました。僕は。

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自撮りで撮ろうとしていたら、見るに見かねて「撮りましょうか?」と声をかけてもらえたので、お互いで記念撮影をいたしました。バイクと一緒に撮っている画像も見ますが、あそこまで押すのは、かなり面倒なのでこちらにしました。

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何もお土産を買っていないのに、撮影だけして申し訳ございまいません。

北海道ツーリングのポイントの一つであった稚内と宗谷岬が終わり、旅は次のポイントの道東に向けて、ひたすらR238を今夜の宿の湧別へ向けて走ります。

稚内までは虫もさほど気にならず、八ヶ岳周辺と比較しても、ちょっと多いかな…程度でしたが、このR238は牧場が多いからなのか、スクリーンやレッグシールド、さらにはウェアにもびっしり虫の死がいが…。天気も良くて、気温も高めだからでしょうか。っていいますか、北海道とは思えないほど暑いよ(笑)。

枝幸町まで来たところで、道の駅マリーンアイランド岡島で少し早めのランチにいたします。

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オーダーは、ほたてカレーにしました。

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お味の方は、カレー自体は特別な特徴はありませんが、具のほたてのフライが激ウマでした。900円は高いような気もしますが、このほたてのフライがカレーに合います。☆4つ。カレーにもう一工夫あれば文句なし…だと思います。

ここのレストランで一緒になったライダーの方は

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レブル500で京都から来ていて、僕と同じくぶらっと一周を予定しているそうです。ここまでの道中で、彼と一緒にトラックを登坂車線でパスしたのですが「なんじゃ、このカブ速いな」というところで覚えてくれていました。

彼もハンターカブCT110乗りで、カブ仲間には

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自作ステッカーを配っているみたいで、めでたく私もカブ仲間に認定され頂戴いたしました。稚内ではライダーハウスにて宿泊なされていたみたいで、そこでも新型のJA44乗りの方が居たみたいです。

そのJA44の方は、僕が昨日うに丼を食べる為に店の前でぼんやり待っていた時に、通り過ぎたライダーじゃないか…なんて話をしていたら、びっくりした事に現れました(笑)。

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彼は三重県のナンバーで、やはり一周中みたいです。キャンプを中心で宿泊しているみたいですね。バイクって不思議な趣味ですよね。ただ単にバイク乗りなだけなのに、全然知らない人と小一時間もおしゃべり出来るんだから(笑)。

ちなみに彼とは、道の駅オホーツク紋別でも会いました。写真はその時です。彼は有料の流氷科学センターを見学していましたが、僕は近くでアイスを食べていました(笑)。

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紋別はおそらく30℃は楽に超えていて暑くて死にそうでした。そのアイス、北海道なだけあってミルクテイストが濃厚で美味しいです。

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時間はちょうど15時ごろ。またどこかで会うかもね…なんて言いながら別れて、僕は宿のある湧別に向かいます。

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本日の宿の伊勢屋旅館さんです。バイクは屋根付き駐車場に停めさせてくれました。

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料金は素泊まりで3800円。まぁ安い事は安いですが、遠い昔のままで時代が止まっており、昭和の旅館感がハンパではありません。

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木枠の曇りガラスがステキです。

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この日の湧別の気温は33℃。16時を回っていますが、木造の2階は灼熱地獄です。もちろんエアコンなし。これは堪えました。小学生の頃の実家の自分の部屋を思い出しました。

さらに、歩いて行ける範囲にはコンビニもなく、あるのはシティーマートという地元スーパーのみ。もちろん19時には閉店です。本物の北海道の暮らしを垣間見ました。

伊勢屋さんを選んだのは理由があり

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温泉施設が近かったから。部屋に居ても暑いので、エアコンの効いた温泉でゆっくりして早めの夕飯をいただきます。

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ご利用はお一人様500円。僕は宿の割引があり400円。道の駅に併設されるキレイな施設で、アメニティーも充実しております。泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉です。無色透明で、臭いはありませんが確か塩味だったと思います。お湯は循環消毒で使用していますが、ぬるぬる感もあっていいお湯だと思います。まぁ旅館が近くなかったら行かなかったと思いますが。

夕飯もこちらでいただきました。とりあえず、風呂上りに生ビールを飲み

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至福のひとときを満喫した後、こちらのうどんをいただきました。

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道産小麦とこちらの温泉で練った麺、スープはオホーツク海の塩で味付けしているそうですが、そんな違いなんてわかるはずもなく、一般的なうどんです。でもちょっと美味しいかも(笑)。サイドメニューのほたても美味しい。☆3つ。原料の違いはわからんよね。

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すっかり暗くなり、涼しくなっているのを期待して旅館に戻りました。…が、夜でもまだ暑かった(笑)。寝苦しさ満点の夜でした。

明朝も朝っぱらから暑く、耐えられないので7:00には出発しました(笑)。R238を網走方面に走り

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サロマ湖を横目で見ながら、網走刑務所に行く前に能取岬に行ってみました。トヨタのプリウスのCMの撮影に選ばれた事もあるらしいので。

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トヨタ様に選ばれるだけあって、素晴らしい景観でした。風光明媚ですが穴場で人が少ないのもいいです。カブじゃなくて、高級なハーレー様のが似合いそうですが。

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網走と言えば網走刑務所。高倉 健様のファンではありませんが、博物館網走監獄にも入館しました。1080円もします。

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網走刑務所がなぜ有名か?というと、高倉 健様の映画の影響が大きいと思いますが、実は網走刑務所は北海道開拓の歴史には欠かせないのです。ほぼ黒歴史ですけどね。

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博物館では功労を賞しているところも見受けられますが、実際の現場がどれだけ悲惨で過酷だったか…想像するのが難しくありません。僕なら半日で死んでます。

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特に道路の開拓は多数の死者が出ていて、囚人とは言え完全に奴隷の扱いです。人権ってなに?状態です。実際には逃げた奴もいたんだろうけど、逃げたところで生き延びるのが不可能な現場だったんだと思います。戦争の時もそうだけど、日本人は権力が大好きで、権力者は何をしてもいいって傾向が強いと感じます。残念な事にそれに平伏す奴隷体質な人も多い。あーだから日本の会社はブラックになるのか(笑)。ここは今も昔も同じか。

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人形にわざわざ刺青はいらないと思いますが。これは演出でしょうか。ちょっと驚いたのは、北海道観光は中国の方がたくさんおりますが、この博物館にも大勢いるんですよね。黒歴史もわからないと思うし、刑務所に興味があるとは思えない…来館する理由がわかならいな。僕には。

ゆっくり見て回ったので、すでにランチタイムになります。R244を少し斜里方面に走り

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北浜の駅内にある停車場さんでランチをいただきます。

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店内が列車の中のみたいになっていて人気なのですが、ネット情報では、味はあんまり…という口コミが多い中で

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カニラーメンは美味しいとの口コミがあったので、こちらをオーダーしました。

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うーん…微妙(笑)。昔の北海道の列車の雰囲気、あるいは幸福駅みたいな雰囲気を感じたいならおすすめですが、味を期待するのは間違えかもね。あくまでも個人の感想です。

食後は県道102号と県道52号で、布施 明様の歌で有名な霧の摩周湖へ向かいます。霧は全くありませんが。

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まずは屈斜路湖を展望台から拝見します。下界は暑いですが、ここまで来ると風が気持ちいい。続いて摩周湖。

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なんだ…湖のそばには行けないのか。富士五湖とは違って自然環境を守っております(笑)。摩周湖までは久々のワィンディングです。コーナーで違和感を感じたので、タイヤを見ると見事な楕円形(笑)。北海道はほとんど直線ですからね。それと、パンクを気にしてエアを高めにしているのもあったかも。ちょっとエアを抜きました。

いったんR391を小清水町まで下り、ガイドブックに載っていたこちらにも行きました。

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海まで伸びる直線道路です。

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清里町(山梨じゃないよ)の上の方です。絶景ですが、この素晴らしさは写真じゃ難しいですね。ここで会った大阪のKSRのライダーも同じ事を言っていましたから(笑)。

15:30を過ぎたので、ぼちぼち本日の宿へ向かいます。ここから30分ぐらいです。

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斜里温泉 湯元館さんです。着いた瞬間に嫌な予感センサーがビビっと反応しました。こういうオーラには敏感なんだよね。オーナーは別にいるんでしょうが、客対応などは大学生のアルバイトと思われる男女が行っております。社会経験のない彼らが、遠い昔のTVドラマに出てくるような感じで…要するに俺はそういうの鳥肌が立つくらい嫌いなんだよね(笑)。バイクも青空駐車だし。

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病院の簡易ベッドみたいのと、またもや灼熱地獄の部屋で素泊まりで4500円です。エアコン?あるわけないです。おまけに歩いて行ける範囲に食事処はありません。コンビニも駅周辺のセイコーマートのみ。仕方ないので再びカブに乗って買い出ししました。

今夜は久々のコンビニ弁当です。

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まぁそれでもセイコーマートなので、北海道の食材になっておりますけど。そして、またもや面白いお酒を発見しました。

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ついついこういうの買っちゃうんだけど、原料の差は全くわかんないんだよね。前でも言ってるけど(笑)。食料を確保したところで温泉に入ります。

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泉質はナトリウム一炭酸水素塩・塩化物泉の、いわゆるモール泉です。色は茶色で無味無臭です。たぶん源泉かけ流しで使用しています。まぁまぁいいお湯なんじゃないの。でも、エアコンがないから風呂上りは汗だくになります。それと、東京生まれだから茶色の温泉は、首都圏にあるなんちゃって温泉みたいで、僕は好きになれないんだよなぁ。

後から知ったのですが、北見、網走周辺の夏は暑いらしいのです。僕は勝手に北海道はどこでも涼しいと思っておりました。知床半島へは急いで行きたくなかったので斜里で探しましたが、ここでエアコンがない宿に泊まるくらいなら、無理してでも涼しい羅臼に行った方が良かったと思います。

本当は駅前のビジネスホテルが希望でしたが、シーズンだから埋まっていたんですよね。温泉宿だからって安易に決めましたが、知っていれば他で考えました。こういうのが好みの人もいると思うし、賛否両論に意見が分かれる宿だと思いますが…僕は苦手(キッパリ)。

つづく

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