下北半島の旅 1
待ちに待ったお盆休みがやってまいりました。僕はこの休みの為に働いていると言っても過言ではありません。例年バイクでのツーリングが多いのですが、当たり前で申し訳ありませんが夏のバイクは暑くて辛いので、タフで名が通っているランクル70を購入してからは夏の旅行はランクルで行くようになってしまいました。なんちゃってライダーで申し訳ありません(笑)。
そして、せっかく4輪で行くのだから車中泊も織り交ぜて更なるロングツーリングを楽しもうと、ランクル70を車中泊が出来るように手を加え(言うほどの内容ではありませんが)、今までのような2泊程度じゃ無理だった下北半島へ行ってまいりました。ちなみに勤めているアホ会社は13日から17日までのお休みですが、会議の日程を無理矢理変更し、誰がなんと言おうと11日から休んだのは言うまでもありません(笑)。
11日の8:30出発で、R141を佐久方面へ向かいR254で下仁田I.Cへ向かい上信越自動車道に入ります。
関越自動車道に入ると交通量が多くペースが上がりません。しかも最近のドライバーは右車線は追い越し車線って知っているのでしょうか。パワーのない車両を先頭に列が出来ているのは、おっさんの私には全く理解出来ません。左に避ければいいんじゃないの?…という素朴な疑問が頭をかすめます。最近の日本では遠慮とか配慮というのはなくなったのでしょうか。
4泊もする長旅なので、高速の利用は最小限にとどめようと、市街地をパスしたところの月夜野I .Cで降りてR17を湯沢に向かいます。
R17を順調に走り湯沢あたりで12:00を過ぎたので、ランチのお店を探しますと…おお!なんとも興味をそそるお店がありました。
魚沼ラーメン 雁舎 さんです。JR湯沢駅に併設される施設の中にあります。湯沢駅はすごいなぁ。この施設に驚きました。
オーダーはこちら
醤油ラーメン 米粉麺で760円と、酒粕ラーメン 通常麺800円です。魚沼らしい米粉麺と酒粕を頼みましたが、ラーメン自体はくるまやラーメンを思わせるような一般的なお味でした。よくよくメニューを見ると「おおぎやグループ」…なんだチェーン店だったんだ…少々がっかりです。米粉麺は確かに通常の麺よりモチモチ感はありましたが、わざわざ足を運ぶお店とは思えないなぁ。☆3つ。いろんな意味で無難ですけどね。
混み合う市街地を避けてR291と290を走りますが、お盆休みだからなのか交通量も多いし全然距離が稼げません。
本日の宿泊予定地である月山付近の「道の駅にしかわ」には、18:00ぐらいを予定していましたが、どう頑張っても一般道では着きそうもありません。なので磐越自動車道の安田I.Cから再び高速に入り、日本海東北自動車道の最終の朝日まほろばI.Cで降り、R7と再び日本海東北自動車道を激走しましたが、すでに18:00を回ってしまいました。
道の駅にしかわの温泉に入るのは無理なので、とりあえず鶴岡市近くの湯田川温泉に向かいました。お世話になったのは、仙荘 さんです。
急きょ探したのですが、湯田川温泉は素晴らしい温泉ですね。泉質は、ナトリウム カルシウム 硫酸塩温泉で無色透明で無味無臭ですがお肌がしっとりするお湯です。しかも温めで長湯が出来ます。そんな時間はありませんが。
源泉かけ流しでこのお風呂が貸切状態だったにもかかわらず、お一人様500円という有り難いプライスです。これはむしろ道の駅にしかわの温泉より良かったのではないでしょうか。お勧めでございます。
すでに19:00を回っておりますが鶴岡市内はそう遠くないので、海が近いということで回転すしへ向かう事にしました。極力地元のお店を…ということで新潟や山形を拠点とする、「ごちそう回転すし 栄助」さんにしました。
無料の御味噌汁があったり、定番メニューの他にお勧め握りがあったりしますが、個人的な感想は「かっぱ寿司」レベルではないでしょうか。静岡県の魚磯みたいのを期待していましたが…残念です。☆2つ。他を当たってみてください。
時間はすでに21:00ぐらいとなってしまいました。近くの道の駅の宿泊も考えましたが、明日の移動も考慮すると、やっぱり「道の駅にしかわ」にしようという事でハイアベレージで激走いたしました。夜間の走行は極力控えているのですが、それとは裏腹になぜか1時間 も必要ありませんでした(笑)。
車中泊も3回目となると段取りも良くなり、設置まで時間がかからなくなりました。
道の駅にしかわは、車中泊には向いておりますね。施設もキレイな上に駐車場も広いです。しかし、夏なのに意外にも涼しい…というより朝は寒いレベルです(笑)。出発は6:00で、とりあえず朝から入れる温泉施設へ向かいました。この自由気ままな感じが車中泊の良さです。
東北道の寒河江S.Aと隣接していますこちら
寒河江花咲か温泉 ゆーチェリー さんです。日帰り温泉施設ですが、お隣には同系列のホテルもあります。
こちらは3種の源泉がかけ流しで入浴出来る贅沢すぎる温泉施設です。泉質は硫黄・ナトリウム・カルシウム・塩化物温泉が基本で、3種類とも微妙に違う感じです。この施設でご利用はお一人様350円という驚きのお値段です。東京近郊にあったら行列が出来ると思います。温泉好きなら、用がなくても寒河江S.Aに車を止めてでも是非入ってみてください。おすすめです。
本日の宿泊先は青森の浅虫温泉の高級旅館ですので、R347、R13、湯沢横手道路でガンガン北上していきます。
11:00すぎに角館に入ったので、せっかくなので武家屋敷を見学がてらランチにいたします。
ティニー(愛犬)と一緒の旅は、炎天下の車内にティニーを放置する訳には行きませんので、ランチのお店は日陰があるのが絶対条件となり探すのはいつも苦労してしまいます。考えていたお店は駐車場もなく、市が用意している観光客用の駐車場には日陰がないのでグルグル徘徊していたら、お店の前が日陰になるお店が…ここにしました。
藤八堂 さんです。オーダーメニューは秋田名物のこちらにしました。
稲庭うどん比内地鶏だし1280円と天ぷら稲庭うどん1420円。うーん…とっても観光地価格となっております。しかし、お味は観光地にしては美味しいと思います。比内地鶏じゃなくてもわからないとは思いますが(すいません)、鳥の出汁が効いておりうどんを引き立てておりますし、うどんは普通に美味しい。天ぷらもサクサク感があります。☆3.5ですか。2割引きなら☆4つです(笑)。
食後は暑いってのにティニーと一緒に武家屋敷をぶらぶらして、次の目的地に向かいます。
R46からR341さらにR103で十和田湖に出ました。
十和田湖でひと息入れた後は、R103で青森市内に向かいます。
R103は奥入瀬渓谷を沿うように走るのですが危ないことに路駐だらけ…都内でしょーもない駐車違反を取り締まるなら、ここでやれよ…と思います。またR103は、温泉通には超有名な酸ヶ湯も通過いたします。
今回の旅の目的の一つが酸ヶ湯の入浴なんですが…さすがですね、15:30ぐらいだったと思いますが信じられないくらい賑わっておりました。僕には無理です(笑)。天は我々を見放した…映画の八甲田山のセリフを思い出しました。すいませんね、おっさんで(笑)。
という事で、R103を下り浅虫温泉へ向かいます。
本日の高級旅館はこちら
割烹旅館のさつき さんです。この辺では数少ないペットOKの宿です。ですが本当は小型犬のみです。しかし、ここが明日の起点にならないと大間のマグロは厳しいと思い、ダメもとで電話したのですが、犬種を聞かれ「しつけが出来ているなら」との嬉しい返事が…おとなしさ、そしてマナーの良さなら盲導犬の次ぐらいですのでお願いした次第です。
こちらの旅館は、もちろん源泉かけ流し入れます。泉質はナトリウム・カルシウム一硫酸塩・塩化物泉で、こちらも青森の温泉の中ではメジャーな浅虫温泉ですが、意外にも無味無臭で無色透明でした。でも入れば肌にやさしいいいお湯なのがわかります。
楽しみの夕食は、割烹旅館というだけあって素晴らしいです。食材も高級でした。
出てくる食材は全て魚介類ですが、苦手な僕でさえとっても美味しい。海の側だから新鮮なんです…とかのレベルではありません。お料理が凄腕なのです。よく漁師の…とかあるじゃないですか。でも新鮮だから美味しいわけじゃないのですよ。例えて言うなら、リッターSSバイクを乗れば誰でも速く走れるのか…と同じです。さらに言うと、ペットOKの宿は、だいたい食事が残念ですから、こちらは珍しいですよ。本当に。ちなみに僕らが食事中の時のティニーは
興味なし(笑)。
朝は海辺までティニーと一緒に散歩しました。
かの有名な「ねぶた」は浅虫が発祥の地なんですね。知らなかった。
道の駅もあり温泉施設もあるので、こちらで車中泊組も多いです。ライダーの中にはキャンプしている方もおりました。
凄腕な人のお料理は、やっぱり朝飯も抜群でした。気になるお値段ですが、お一人様19000円の消費税別です。貧乏なのに贅沢しすぎ…と思うかもしれませんが、そんな簡単に来れないからいいんです。それにお金なんて死んだら持っていても意味ありませんから(笑)。
そんな簡単に来れない…とは言うものの、リピートしても良いと思うステキな宿でした。
出発して3日目にして、やっとタイトルの下北半島に入りますが…つづく(笑)。
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