ヤマハ BOLT ハンドルとシートの交換
基本的に僕はノーマルで乗る派です。おいおい…カスタムしているじゃん!ってつっこまれそうですが、BOLTはノーマルのスタイルなら僕は購入しませんでした。今のスタイルだったから購入したのです。そして購入して以来全く何もしていません。
カスタム(改造)をしない理由は単純で性能的には効果があまりないからです。正確にはそのクルマ(バイクもね)の持っている特性が大きく変化する事はないからです。念の為言っておきますが、サーキットを走る競技専用車両やWRCのラリーカーは別です。あれは見た目だけが市販のクルマなだけですから。性能に不満があるなら乗り換えた方が全然良いと思います。じゃーカスタムを否定しているか?って言うとそういう訳ではありません。なぜなら、かっこよくなるでしょ(笑)。好みのデザインになります。逆に言えばそれだけです。
僕は遠い過去にCARBOY(昔の雑誌)に感化され峠でドリフトに励み、当時出入りしていたSHOPで、あまりにも華麗なドリフトで駆け抜けるランチア・デルタのWRCの1000湖ラリーのビデオに感銘を受け、その世界にのめり込み湯水の如くお金をつぎ込みましたが、カスタムと言いますかモディファイってのは、振り返ってみても費用に見合う効果は感じられませんね。よくあるカスタムを取り上げて個人的な見解を書きます。
まず軽量化とか言いますが、まず自分が痩せろよ(笑)。その証拠に、僕がいまだに尊敬するユハ・カンクネン(WRCのビデオで感銘を受けたドライバー)のナビは、はっきり言ってデブでした。それなのに怒涛のWRC4連覇をしましたから。もし、軽量化がそんなに重要性が高いならドライバーは競馬のジョッキー並みに軽量な人に限定されるのではないでしょうか。
次にバイクでもマフラーの変える方は多いと思います。でも、その効果はたかがしれていますよね。BOLTがVMAXになることはありません。しかも軽量化なんて気のせいです(笑)。速く走りたいなら、そんなことよりコントロールテクニックを身につける方が遥かに効果があります。だから、マフラー交換の意義は見た目と音だけです。なので自己満足の世界です。僕もマフラーはデザインが気に入っていてつけているだけです。もちろん自画自賛ですが。
基本的にカスタムなんてこういうものでしょ?(笑)。にもかかわらず、第三者のマフラーの音がダサいとかうるさいとか…大きなお世話じゃないですかね。おまけに、公認マフラーが正論でその他はNGな論調もありますが、直管でもない限り50歩100歩でしょう。マフラー変えている時点で同じ穴の狢です。車検が…とか言うなら、そんなに法律を重んじるなら、制限速度も遵守してくださいね。中央道は80㎞/h、首都高速は60㎞/h厳守でお願いしますよ。自身を顧みず他者を批判するのはやめましょう。
最後にサスペンションはバランスです。だと思います(笑)。乗り心地と旋回性とコストのです。こちらは4輪の時にそれなりに悩んだり考えましたが、これも雑誌が言うほどの効果はありません…と思います。あくまでも個人の感想ですが。自分が車両のコントロールがほどほどに出来ており、その仕上げ的な要素ではないでしょうか。自分の足りないテクニックを補うものではありません。だから、これも自己満足だと思います。
と言う理由から、基本的にはノーマルで乗る派なんですが、小柄だからなのかだいたいのバイクはポジションに不満が出ます。特に外国製のは合いません。なので、ポジションだけはいつも手を加えてしまいます。唯一そのまま乗っていたのはドゥービルだけです。ドゥービルは外国人向け大柄な車体でしたが、ポジションは僕でも不満がない…って言うより「まぁーいいか」だったんですよね。もう少しハンドルが出前で高い方がなおベストとは思いましたが。
僕が購入したBOLTは購入時からカスタムされており、ノーマルの低いハンドルからおそらくハリケーン製のプルバックの8インチライザーが取り付けられ、ハンドルの位置は高めになっています。購入時は「このくらいでもちょうど良い」と思いましたが、乗っているうちに「ハンドル位置が高くコントロールしにくい」と感じるようになり、自分の理想に思うポジションではなく我慢ならないので(笑)やっぱり変更する事に踏みきりました。もったいないですが。
でも、ノーマルに戻すつもりはありません。ノーマルのBOLTは、これはこれでどう考えても不自然だと思います。ミッドコントロールに低いハンドル…前愛車のハーレー883と同じ感じだと思いますが、これ、ものすごーく乗りにくいんですよね。それならネイキッドモデルと同じぐらいのステップ位置とシートにしろよ…と思います。昔のアメリカンバイクにコンチハン付けているみたいです。たいしてスピードも出ない上に、旋回性も高くないのに。あくまでも個人の感想ですが(笑)。僕の理想はノーマルのZⅡみたいなポジションです。
当初はライザーを低いタイプにして、ハンドルをデイトナの50Bにしようと計画しましたが、意外にも費用がかかる(笑)ので、何度もスケールをあてて確認すると、現行のライザーでもハンドルをドラッグバータイプにするだけでもいいんじゃないか(安いから)…と思い、そのうちには、いや…むしろこの方がちょうど良いだろう…と(笑)。で、いろいろなサイトでBOLTのカスタムを見ているとハーレーのハンドルを取り付けている方がいらっしゃるので、僕もそれでキジマのHD-04019のドラッグバーハンドルにしました。3600円です。
ついでにシートも変更します。ワイズギアのフォワードシートです。着座が30㎜手前になります。20520円の定価ですがお得意のAmazonさんで12000円ちょいで販売していたので購入しました。BOLTを含めたクルーザータイプは、一般的なバイクのシートと異なり着座位置を選択しにくく、僕がいくら足が長いと言っても(笑)、小柄なので普通に乗るとどうしてもステップが前気味になるので運転しずらくて常に少し前に座っており、これが思いのほか疲れるので、約8000円もOFFだったので買ってしまいました。
では、取り付けます。今の状態はこちら
ハンドルの交換は若い頃から何度も経験があるし、さほど難しい作業ではないから途中までサクッと出来ましたが、BOLTはインチサイズのハンドルバーでハーレーと同じサイズなのになぜか左側が入りません。えっ?何で?インチじゃないのか?…インチサイズに間違えありません。でもキジマのこのハンドルは左側のクラッチのクランプが入りません。とりあえずライザーを仮止めしてCRCを使いならがゴリゴリ入れました。もう返品出来ませんから(笑)。
悪戦苦闘の上、半ば無理やり強引に取付ました(笑)。しかし、左のスイッチBOXは右とお揃いの場所には取り付けられないし、キジマさんの塗装はナーバスでライザーを仮止めしゴリゴリした際にずれた部分の塗装が剥げました(涙)。このハンドルバーはBOLTにはお勧め出来ません…が、ポジションは予想通りでGoodでした。同じインチサイズですが少し太いのではないでしょうか。とりあえずはタッチペンで補修して使いますが、合ってないから国産車向けインチバーハンドルに変えるかもしれませんね。
前オーナーがケーブル類をロングタイプにしているので、今回で少し余り気味になりました。
シートは普通に座って、いつものポジションになりました。なので劇的な変化はありません。ですが、ツーリング時の疲れは軽減される…はずであって欲しい(笑)。
見た目的にも前より良いんじゃないでしょうか。カスタムはこれに尽きますから(笑)。
今回のカスタムをするにあたり、実のところ乗り換えも考えました。しかし、現行のラインナップの中では、これだ!っていうようなバイクがありません。その中でも「まぁー見に行ってみようかな」と思ったのがこちら
ハーレーダビッドソンのファットボブです。理由は、躍動感のあるトルクフルなエンジン、6速だから高速も楽チン、前後16インチのタイヤとフロントがWディスクでスポーティーな感じ、少々安心感のある品質(笑)が気に入りました。問題は重さと価格とイマイチのデザインです。
ハーレーの日本での販売価格は少々高すぎですよね。30%OFFが妥当じゃないですかね。だから新車は二度と買わないと心に決めております(笑)。ですが、中古品も前モデルは安価ですが、現行モデルは数少ない上に高額です。評判の悪いタイヤとサスペンション、ノーマルだとタンデム出来ないからシートの変更、シーシーバ―とキャリア、重苦しいデザインのマフラーの変更などなど、乗りたい感じに仕上げるとなると結構な金額が予想され、その金額を支払ってまで乗りたいか?となり、ハンドルの採寸のためBOLTを見ていたら、BOLTのがカッコイイじゃんとなり、カスタムする事にしました(笑)。カスタムって言っても両方で15000円ちょいでしたが。
最小限の費用に抑えよう…で、BOLT専用のハンドルにしなかったのがダメでしたね。まぁーこれでしばらく乗りますが。でも、たぶん乗り易くなったはず…はず(笑)。早速、インプレ行ってきます。
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