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グランデプント退院

退院ですから入院していたんですよ(笑)。9月の3連休に那須へドライブし、その4日後にメーターの警告灯にバッテリーのマークが光りました。イタリアンの場合には、警告灯があてにならない場合があって自然治癒するケースが多く、たいていはエンジンをかけ直すと消えるのですが、何度トライしても消えない…ひょっとして本当にトラブルか?と思っていたら、次の日の朝、パワステが作動しなくなりました。もうおわかりですね?そうです、オルタネータが逝きました(笑)。残るはバッテリーの予備電力のみの走行です。

すかさず主治医のスタイルカーズさんに連絡を取り、根性で箕輪町まで走り、そのまま入院となった次第です。10月6日の退院ですから17日間の長期入院でした。オルタネータでなんでそんなに長いの?と申しますと、グランデプント(以後グラプン)には、FIATマークが青の前期モデルとマークが赤の後期モデルがあり、僕のは青マークの前期モデルで、ここからさらにバッテリーとオルタネータに関しては、前期モデルと後期モデルがあるそうです。前期モデルは後期モデルよりバッテリーとオルタネータの容量が小さいみたいです。後期を大きくしているって事は変更しなければいけない「何か」があると思われます(笑)。

そして、僕のは後期モデルです。ですが、このオルタネータの新品が何故かイタリア本国でさえ欠品状態(本当か?少々疑問ですが)。当然、リビルト品も欠品。これで長期化してしまい、結果として中古品が出て来て交換となりました。ですので、またいつ壊れるかわかりません(笑)。そのわりに高く新品72000円に対し38000円でした。作業内容は、スタイルカーズさんのホームページ内のブログに出ていましたので興味があれば覗いて見てください。

この間、借りていた代車がこちら

Styling1

スズキ スイフトでグレードがRSらしいです。排気量1200ccで馬力は91PS車重は1tちょいのBセグメントです。会社のフィットシャトル以来、久々に最新モデルのクルマを2週間以上乗りましたので僕なりのインプレッションをしたいと思います。

デザインは…日本車は乗降性や使い勝手が最優先事項ですのでコメントはありません(笑)。スズキにしては頑張っていると思いますが。内装は最近のトヨタやホンダ車からみればプラスチック部品が少なく好感が持てます。日本車にしてはスポーツ指向が強く出ているのか、室内空間は狭くフィットの敵ではありません。AQUAと同じくらいでしょうか。ついでにトランクも以前乗っていたキャロルと同じくらい狭いです(笑)。二人で使うのが前提なのかな。

続いて走りなんですが、最近の欧州車にありがちな味付けが施されています。手ごたえのあるステアリング、重いアクセルペダル、硬いボディに動く足…目をつぶって運転したら(実際は出来ませんが)ルノーやVWと間違えるのではないでしょうか。ですが、僕が残念だなぁーと感じるのは、エンジンの音とCVTのセッテイングですね。グレード名がRSだというのに、Dレンジで走るとアイドリング付近で走ろうとする燃費対策が見え見えのセコい走りのCVT設定で、個人的にはCVTの出来映えはフィットシャトルのが上に感じます。マニュアルモードにしてエンジンをブチ回すと、欧州車を意識しているのはなんとなくわかりますが、加速のフィーリングは欧州車の相手ではありません。ダメダメのAL4(フランス製のヘボいATです)でもです。間違えないでほしいのは、欧州車のが速いと言っている訳ではありませんよ。タイムアタックをするような走りをするなら、これはダントツにスイフトが一番だとは思いますから。

僕にはないなぁスイフトは。これなら僕はフィットシャトルを選びます。フィットシャトルのが、荷物もたくさん運べるし、ステアもアクセルも日本車らしくイージーで、家族4名でも楽々出掛けられ、しかも燃費も良く、とても実用的だと思いますので。だからと言って、僕は購入するつもりは全くありませんが(笑)。スイフトは、例えるならファミリーレストランのパスタなんですよ。確かに不味くはないけど、特徴も薄く、上手く真似した様ですが、いざ本物と食べ比べると差があるって感じ。なら、和食全開のフィットのがまだマシか…と思うわけです。しょうが焼き定食ですか。お味噌汁もついている感じの(笑)。

ディアロジックはどうも電気をかなり必要としていると思われ、冒頭に書きました「何か」はこれではないか?と僕は疑っています。オルタネータのトラブルは運もあると思いますが、スタイルカーズの社長から「このバッテリーは自分で新しくしたの?」と聞かれ「いえ、購入店でバッテリーは新品が売り文句でしたから」…はっ! まさか?まっ またか…またあの販売店が要因なのか。その販売店が取り付けたバッテリーはネットで格安で流通しているらしく、たいていはすぐダメになるうえに電圧が基準を満たしていないおそれがあるらしく、スタイルカーズさんでは、そのバッテリーの取り付けは説明してお断りしているらしいのです。

思い当たる節もあります。ディアロジックのポンプのウィーンとなる作業音がひじょうに長い事、時折何度もドアを開け閉めしないとエンジンがかからない事、ナビに不審な動きが出る事。イタリアンだから「そんなものか」と思っていましたが、BOSCHの新品バッテリーを交換したら大きく改善されました。ちなみに21000円しました。ひょっとしたら、オルタネータもこれが原因じゃないのか…ぐぬぬ。

Dsc_0002

しかもですよ。今回もこれだけじゃないんですよ。僕のグラプンは「HIDライトもサービス」となっていましたが、これもスタイルカーズさんで確認してもらいましたが、中国製のダメダメHIDバルブがついており、しかも同時点灯していました。購入当時からハイビームの切り替えが悪く、おまけに異様に明るかったので「良いのかな」なんて思いながらも「車検を通っているはずだから」と…どうりで明るいと思った(笑)。僕はてっきりHIDはこんなに明るいのかと思っていました。パッシングをよく受けていましたが、皆さん、本当に申し訳ありませんでした。安ぅーいH4バルブにいたしましたのでもう安心です。僕もたまに異様に明るいライトのクルマに出会いますが、中国製のHIDを購入したなら即交換した方が賢明だと思います。

もう何度も言ってますが、この販売店には本当にガッカリです。期待している方が間違っているかもしれませんが。これでも…これでもこの販売店の口コミは良いんですよ。信じられますか。

久々に乗るグラプンは、やっぱ良いなぁー…運転が楽しいんですよね。全然速くありませんが。クォーン クォーンとエンジン回しながらシフトアップして走る楽しさを、そしてクルマをねじ伏せてコントロールしながら走る楽しさを、現代の日本車は忘れてしまったのではないでしょうか。日本車の機能や品質は世界一だと思います。ただ移動するだけなら、これ以上安心で便利なクルマはないでしょう。しかし、クルマには操る楽しさがあるべきだと僕は思います。外国製はここが違います。ここが、いまだに追いつけていない。数字で表せないところがダメで、感性にうったえるものがなく、つまんないクルマになってしまっています。

DUCATIを一年乗って感じるのは、「日本のバイクもおもしろくない」と言われたりしますが、僕はけっしてそんな事はないと思います。確かに外国メーカーの真似はあるかもしれません。しかし、走る楽しさへの追求は放棄をしていないと思います。最近のホンダは若干その傾向が見えますが(笑)。それは「バイクは趣味のものだから」かもしれません。でも、だからこそメーカーは操る楽しさの研究を捨てていない訳で、だからこそ今でも日本のバイクは世界中で評価されるのではないでしょうか。

最近、世界中で評価の高いトヨタの70ランクルが日本での再販が発表され、予想を大幅に上回る台数の受注があり話題になりました。一台400万円ぐらいもするクルマが一ヶ月で3600台ですよ。AQUA並みの販売台数ですよ。しかも驚く事にMTしかありません。公表された燃費は6.6kmでハイオク仕様です。僕も貧乏にかかわらず買おうかと思いましたから(笑)。そろそろ「一生物」っていうのも良いかなと思いまして。

メーカーには自動車作りにポリシーがなく、安全と省エネを武器にして洗脳し、生産高アップに必死こいています。そして、それを盛り立て、売れれば何でもよく、文化のぶの字もわからないバカ丸出しの各メディア…それに踊らされず、本物指向のドライバーがこんなに日本にいたのかと…ちょっと嬉しくなるニュースでした。これをきっかけに日本の自動車メーカーには大きく変わって欲しいなぁー。バイクメーカーは頑張っている訳だし。となると、本物のAE86も復活したりして(笑)。そしたら、グラプンから乗り換えようかな。

とりあえずは当面グラプンで行きます。現在ODOメーター72500kmです。

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