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日本の夏のグランデプント

妻の母方の実家が群馬県の高崎市にあり、妻の爺さんの33回忌にお呼ばれしたので6月15日にFIATのグランデプントで向かいました。

我が家から群馬方面に向かう場合には、R141で佐久方面へ向かい、R254で内山峠を走り抜け下仁田I.Cから上信越道に乗ります。佐久平PAから乗った方が若干早いのですが、軽井沢経由となり大きく迂回するので、内山峠を自分のペースで走れればその差は15分あるかないかぐらいです。

自宅を7:50出発で、この日はR141の野辺山もR254の内山峠もどういう訳だかガラガラで下仁田I.Cに9:30に到着しました。ちなみに内山峠で白いバイクにブルーのウェアの方々にナンパされている車両を見かけました。過去に僕もナンパされる寸前までいった経験もあります。その方々は、内山峠の長野側は潜んでいますから5秒に一度はバックミラーを見てください(笑)。

外気温は、自宅が18℃、野辺山16℃、小海町20℃、内山峠18℃で下仁田付近までエアコンの必要はありません。ところが、甘楽PAで時間調整するため立ち寄ると、10:00の時点で28℃…さすが群馬です。すでに激暑です。我がグラプンは、生活圏内であれば甲府に行かない限り外気温30℃以上での走行はありません。向かう時からグラプンなので高温な外気温でのトラブルが心配であり(もちろん電装系)、妻には悪いですが雨または曇りである事を期待していましたが…残念な事にものすごく快晴(笑)。行き先は群馬でも限りなく埼玉寄りでかの有名な熊谷にも近い。目的地到着は10:30で外気温はすでに30℃…大丈夫かグラプン(笑)。

法要のお寺は、川を渡った埼玉側にあり、そこまでは妻のいとこの赤いベンツのBクラスに乗せていただきました。

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本当は運転してみたかったのですが、大人しい僕としてはそんな図々しい事が言えるはずもなく、運転席の後ろに乗車いたしました。なので運転はしていませんが勝手にインプレッションしたいと思います(笑)。

まず…は、室内が高級感があり広いですね(笑)。大人4名が余裕で乗れてしまいます。エクステリアはグランデプントより全高があり、国産車に近いデザインではないかと感じます。日本車をパクっているのかと思うような着座位置はけっこう高めで、乗り降りも楽チンで失礼ですが国産ミニバンに近いものがあります。日本車と大きく違う点は、室内がお洒落で高級な雰囲気が漂います。いわゆる安っぽいプラスチックがむき出しではないし、電車か?と間違えるようなシートではありませんし、やはりデザインがステキですね。でも、高級度だけならレクサスの方が上…のような気もします(笑)。動力性能ですがエンジン出力は…まぁー普通ですか…運転していないので詳しくわかりませんが(笑)。足回りは僕が愛用していたW202とは大きく違い猫足ではなく日本車に近いと感じます。街中の走行だけだからコーナーリングうんぬんはさっぱりわかりませんが。

一番驚いたのは外気温34℃にもかかわらず普通に走るんですよ。しかも日本車並みにエアコンが効きます。とうとう日本車と遜色なくなってきたなぁ…すごいぞ!ベンツ。って言いますかBOSCH(笑)。やっとDENSO並みになりました。愛用していたW202は、走りは良かったですがそれ以外はレベル低かったから。ただし、残念なのは走りも日本車に近づいた気がします。

僕は、自動車評論家(評論なんでしょうか)の方々と違って「移動手段の道具」という自動車の本来の意義で比較するなら、評論家がなんと言おうが日本車が世界で一番だと考えています。営業マンが炎天下の中でエアコン全開で昼寝こいても、中央道が何キロも渋滞してもなんともないのは素晴らしいクオリティーだと思います。プロボックスとADバンの耐久性は世界一です。たぶん。にもかかわらず、なぜ欧州車を選ぶかと言うと、クルマ好きをくすぐるような設定になっている場合が多いからです。多少(いや…かなりかも)ダメでも運転して楽しいのです。ちなみに速くもありませんよ。

そしてこのBクラス…なぜか日本車をとっても感じます。なんと言いますか日本車みたいにユーザーの意見が反映している便利な道具感があり、ベンツでなければならない理由が見当たらないです。お洒落な事以外(笑)。お洒落部分を除けばトヨタのアイシスでも良いかと。価格はB180で車両で300万円。僕には無理だなぁー(当たり前ですが)。この内容なら出して230万円だろう…どう考えても。

なんて事を考えながら帰宅にあたり愛車のグラプンのエンジンをかけると、外気温は38℃を表示し、なぜかメーター内の液晶画面が暗い。さすがです。これでこそイタリアンクオリティーです(笑)。

グラプンはエアコンOFFでワィンディングを飛ばすと、シフトダウン時にはバォンと自動でブリッピングを行い5000rpmぐらいまで回すとクゥオーンとしびれる音をしながら穏やかに(笑)加速します。しかし、エアコンONにするとヴェーン ヴェーンと20年前のスターレットみたいなだっさい音になります。エアコンは日本製ですが型式が古いのでしょうかね。現代の日本車はエアコンのON、OFFなんてわからないくらいですから。ですがグラプン…トラブルは液晶ぐらいで、ヴェーンと情けないエンジン音を出しながら、激暑外気温34℃の群馬県を見事に走破いたしました。意外にもタフなんではないでしょうか(笑)。しかも、人間がなんとか乗れるぐらいにエアコンも効きました。これで日本で行けないところはないと思われます。残るは四万十川ぐらいですか(笑)。

下仁田あたりまで33℃くらいありましたが、内山峠で26℃、佐久穂で27℃となり、なぜか液晶画面が元通りになりました(笑)。すごいです。自然治癒力を持ってます。そして、グラプンは「さわやか信州」が好きな模様です。

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グラプンは伝統の欧州車の走りを持っています。VW社もゴルフⅡぐらいまでは欧州車らしいクルマ造りだったと思いますがⅢで劇的に変わりました。ルノーもメガーヌから大きく路線を変えました。自動車技術の正解は、運転が面倒と感じる人にも優しく、どんな環境にも耐え、燃費も良く、とってもイージーで脳みそをあんまり使わなく、おせっかいにも自動でブレーキもかけてくれる日本車の走りかもしれません。しかし、クルマ好きなら一度は違う世界を試して見るのも面白いと思いますし、クルマに対する視野も広がるし、なにしろ運転に興味が沸くのではないでしょうか。グラプンの購入を悩んでいる方がいたら是非チャレンジしてみてください。大丈夫です。なんとかなります。たぶん(笑)。パワーがなくても、高級サスペンションを着けなくても、薄いタイヤに高級ホイールを履かなくても、運転が楽しくなる事実を知ります。

来週は、日本特有の蒸し暑さ本番にもかかわらず義兄の四十九日法要ですので、東京の激暑さらには渋滞といったステキなアタックをする予定です(笑)。

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