ST4S 不調…
ブログの更新が遅れております。本来ならバイクのシーズン到来ですのでシーズン初のツーリングネタの予定でした。しかし、ST4Sは電装系のトラブルにより入院してしまいました。当初のトラブルやたまに起るエンジンストールなどを考えると「これは〇〇〇だな」が僕の本音です。
今回の一件で、やはり欧州メーカーと国産メーカーでは品質面で大きく差がある事を実感しましたね。外車という括りで言うなら、僕は過去にハーレーの883に3年間愛用しておりました。現在の勤め先にも最近新車にて購入した883オーナーがおりまして、お互いに感じたのは意外にもトラブルには無縁なのです。僕が乗っていたのは2008年モデル。今回のST4Sは2004年モデル。アメリカ製のが品質的には上だと実感している次第です。これを裏付けるのが、アメリカ国民のライダーに信頼出来るメーカーをアンケート調査した結果、1位~4位は当然日本メーカー(順番は忘れました)で、次がなんとハーレー・ダビットソン社なんですよね(笑)。自国のドイツよりも日本で大人気のBMW様はアメリカ人には信頼性は薄い模様です。アメリカの方々はブランドイメージには流されないのでしょうね。なにせアメリカでは、4輪ならフランス、イタリア車は売っていないそうですから(一部を除く)。販売しても誰も乗らないそうです。信頼できなくて(笑)。
欧州のバイクメーカーの弱点は、4輪と同じで電装系とプラスチック系だと思います。4輪はドイツの有名メーカーは比較的採用が少ないですが、他の各国メーカーとも日本製品を積極的に採用し電装品のトラブルは減少傾向にあります。しかし、全部がそうではないですから不正な電流が流れる傾向にあり、トラブルの対応に追われているのが現状でしょう。僕が愛用中のFIAT社製(イタリア製)のグランデプントもエアコンはサンデン製(日本製)です。昔の欧州メーカーのエアコンなんて無いのと同じですから、それから見たら10年前のカローラと同じくらいは効きます。ですが、トランスミッションはディアロジックなのでイタリア製です。不安要素がないかと言えば大いにあり(笑)たまに不思議なシフトチェンジをいたします。VW社のDSGもかなり怪しいと思います。アイシン製(トヨタの)の敵ではありません。もっと言えば、欧州製の家電製品が世界中で愛用されているでしょうか。確かにいくつかはありますが、パナソニックほどの信頼性はあるでしょうか。そこなんですよね。実用的な4輪でこの状態ですから、欧州でもメジャーなスクーターではなく、趣味性の強い大型バイク…耐久テストの実施品目は少ない可能性が高いです。
それでも、欧州メーカーに魅力があるのはセッティングとデザインでしょうね。料理に例えると味付けがとても上手で見た目も華やかなんです。国産メーカーは、必ず万人に好まれるようにしてしまう傾向が強くそれが個性をスポイルしてしまいます。こちらも4輪同様で売上至上主義な感じがします(笑)。まぁー事実ビジネスなんですが。
しかしながら、こういう事情も踏まえてもDUCATIと言うメーカーの生産技術及び検査には疑問が残る。もちろん「俺のはなんでもないよ」って車両もあると思います。そりゃそーです。それが当たり前なんだから。でもって1000台生産すれば900台ぐらいはまともなのが出来るでしょう。日本メーカーが素晴らしいのは1000台同じ品質のバイクを生産する事を可能にしている事なんですよ。そして、各部品メーカーは熾烈な競争をしていますから精度が高く耐久性がある。
ST4Sは「個性のあるリッターバイクに乗りたい」というコンセプトで購入しました。しかし、僕の使い方には今一歩だったみたいですね。素直に認めます。高回転型エンジンはパワーがあり、高速道路や見通しの良い山岳路を違法なスピードで走行するには適していますが、そのかわりに市街地走行は、低回転域にトルクがまるでない上にクラッチが異常に重いためかなり気難しい。現実的には、日本の交通事情は当然ですが、世界中の交通事情合っていないでしょう。1時間から2時間の乗車なら面白いのかもしれません。しかし、一日走るツーリングには向いていませんね。また、購入後に聞かされましたがオーリンズのリアサスは2万㎞でオーバーホール、乾式クラッチは1万㎞…ランニングコストも高い…って言いますか、これ間違いなくツーリングには向いていないでしょ。ノリがSSでサーキット走行な感じ。それよりなによりいつエンジンがかからなくなるか不安(笑)。
今回のトラブルは詳細を確認中なので、結果が出てから今後どうするか判断したいと思います。
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コメント
せっかくのバイクシーズンだというのに残念なお話
ですね。
欧州車はメンテナンス面では日本車に敵わないですよね。
だからこそ、以前私もドゥービルにも乗っていたわけなんで
すが、一度個性的なモデルに乗ってしまうと日本車は病院食
のように薄味に感じてしまいます。
個性と信頼性のバランスが取れたメーカーがあるのが
ベストなんですけどね。
今回のトラブルの原因がはっきりすると良いですね。
投稿: テク | 2014年3月29日 (土) 17時32分
その通りなんですよ。テクさん。
883からドゥービルにした時にそれを感じました。体に悪そうなアメリカ味だったのですが濃い味であれはあれで美味しかった(笑)。
何を優先させるか…そこが問題なんですよね。バイクの手入れに情熱的に取り組み、2時間ぐらいのライドでもDUCATIを味わうようなバイクライフを取るか。またはバイクにこだわらずツーリングに最適なバイクでツーリングを楽しむ生活を取るか。
僕はバイクに乗る事自体も好きですが、サーキットでマシンを楽しむ事には興味ありません。ライディングが必要以上に上手くなっても、現実的な場面では大して役に立たたないですし。個人的にはレインボーモータースクールの講習でも受けた方が良いと思っています。公道が主体なら。ちなみに僕はここの卒業生ですが(笑)。
ST4Sはスポーティではあるが偏りすぎ。今更なんですが僕にはあんまり向いていなかったみたいです。年に2回のロングランを愉しみに生きていますし、ツーリング先でのランチや温泉なども楽しみだからです。
ハーレーの値段は好きになれませんが、意外にも合っていたのかもしれませんね。
投稿: 友蔵 | 2014年3月30日 (日) 06時34分
どうも、MACです。2月のドカ雪と〇〇〇と変な話題が続いてしまいますね。また 当たりと言うのが有るのもどうかなとは思いますが・・・
と 言ってる我が家のVANは 当たりの方なのか 23年続く ついでの雨漏りが有るものの ラジエター、W/P共にいまだに逝きません。他は通常どうりですが。
ST4Sも原因が分かって1か所 直した後に連鎖的な不具合が出ずに完全回復してしまえば〇〇〇でも無いとは思いますが。
投稿: MAC | 2014年4月 1日 (火) 01時16分
MACさん 日本製以外は個体に大きな差がありますよ。
僕は過去にルノー5の3ATをインチキ臭いお店で50万円弱で購入した経験がありますが驚く事に普通に走るんですよ(笑)。後で知りましたがルノー5は新車で買ってもトラブルが絶えないクルマならしいですが、僕は、そんな事は知らない(初めての輸入車)ので都内の渋滞をエアコンをガンガンにつけて乗っていましたし、スキーにも行っていました。このくらい差があります。今のグランデプントもディアロジックの不具合は多いと思いますが、すでに2万km走りましたがいまだに普通に動きます。
厳しい部品の検査体制ダメさと耐久テストなどを選定する品質保証部のダメさと同じ組立が出来ない生産技術の問題がこれを発生させます。トヨタが世界の共通語にさせた「カイゼン」がなっていないのです。
輸入車ヘビーユーザーの僕の経験では、〇〇〇のベンツにヤナセにものすごい献金をしている人がいますよね。その可能性が高い恐れがあります。どこで手を引くかが重要なポイントです。例えこの時点でもったいないなぁーと感じても、手放した方が結果的に被害が最小限に留まります。
保障期間は過ぎていますが、今回は修理費がかからない模様なので、乗り換えを決意していましたが心が揺らいできました(笑)。
投稿: 友蔵 | 2014年4月 1日 (火) 18時56分