バイク見学 第四弾
BMWのバイクは謎です。サブタイトルはこれです(笑)。
ここに来て僕の中で急上昇中のR1200R classicの試乗に行って参りました。どこのディーラーかは伏せますが、甲信地方には一軒しかないのでバレバレですね。
9月7日は天候が午後より雨になる予報が出ていたので、今回はドゥービルではなくジムニー…と思いましたが、行き先がBMW様のディーラーなものですから「貧乏人には用はないよ」と言われてしまう可能性もあるので、念の為グランデプントで出撃です。あまり変わらない気もしますが。
遠征ではないので出かけるのにモタモタしていたら、少し時間が遅れてしまいディーラー到着時刻がランチタイムになってしまいました。高額な高級モーターサイクルをご見学に行く訳で、購入にあたっては当たり前ですが妻の決済が必要となります。少しでもご機嫌になっていただく必要があります。例え午後が雨の予報でも。当然、ディーラーよりステキなレストランが最優先でございます。
友蔵の5本の指にランクインしておりますレストランはこちら
花・フランス食堂 やまもと さんでございます。オーダーメニューはこちら
僕が、やまもと流オムハヤシライスの昼定食で、しかもなんとドリンク付1150円。妻はこちら
若鶏もも肉の香草パン粉焼き。同じく昼定食のドリンク付でございます。
こちらのお店は本当に美味しいです。でも、何故か食ベログの口コミ数は7件しかありませんが。ドレッシングやコンソメスープも市販品の使用ではなく、どちらを食べても丁寧な作りこみで、濃い味付けでごまかすのではなくお上品味付けで、そして食材にもこだわっていて、さらにボリュームもあり、足りない方にはスープ&ライスはお代わりも出来ます。東京でもなかなかないのではないでしょうか。松本…いや、長野県内…甲信地方の中ではかなりお勧めです。☆4.5点です。満点でない理由は、男同士は正直…痛い(笑)。男一人も…痛い。気さくなレストランですが、カップルでないと痛い。逆に言えばデートにお勧め…ですが、たぶんこのブログに遊びに来る人には関係なさそうな感じが…(笑)。
案の定、楽しいお食事中から雨が降ってまいりました。仕方ありません。最優先事項は妻の気分ですから。そして、雨の中で実車にご対面です。
うぉーカッチョえぇ…。ステキなオーラ全開です。お洒落な大人の男のバイクです。まさに私にピッタリじゃあーりませんか(笑)。
こちらは、BMW様のディーラーにしてはフレンドリーな感じで、平民の僕らにも丁寧に接していただけました。有難い次第です。グランデプントで行って良かった(笑)。たぶんジムニーでも同じだと思いますが。
このR1200R classicは、BMW様が短足な日本人に気をつかっていただいており、ローシート&ローダウンしたサスペンションとなりシート高750mmとなっております。ただし、その分走りはスポイルされてしまうらしいです。評論家の方の受け売りですが。ところが、こちらのディーラーでは、なんと…なんと本国ドイツで特別発注にて請け賜るローダウンしていないclassicの車両が在庫であります。何故だかわかりませんが。うぉおおお…こっ…これか、これしかないんじゃないの。今回購入する僕のバイクは。…と、盛り上がっていたら雨がかなりの小降りじゃないですか。いきまっせっえー試乗に出撃です。試乗はローダウンですが。
そして、サブタイトルに戻ります。こちらのディーラーでは20~30分の試乗が可能で、田舎なものですからお勧めコースも、ちょっとしたワィンディングありのちょっとしたハイアベ走行が可能なところを走れます。緊張しながら、しかもウェット路面を走り出すと…なんだこれ?(笑)。僕の正直な感想は乗りにくいです。特にUターンと交差点。それからコーナーのきっかけづくりが一般バイクは違うみたいです。その理由は、テレレバーとステアリングダンパーが効いているかららしいです。担当者は「そうですか?慣れの問題もあります」…と。
むむむ…慣れの問題かぁー。そうなのか。さすがBMW様は違うなぁー…って、そうなんでしょうか?。そう思ってググってみると、ほとんどの意見はBMW様のテレレバー絶賛肯定派で、反対意見はごく少数派。その中で、月刊オートバイ誌の大田 安治氏がBMW様に対し次のように申しております。「ハンドリングは直進安定性重視で、峠道のタイトターンは得意とは言えない。テレレバー方式のフロントフォークはノーズダイブが少なく、寝かし始めの旋回力が得にくいのだ。素直に旋回させるには、ブレーキを残したままバンクさせるのではなく、コーナー手前で完全に減速を終わらせ、アクセルをわずかに開けながらコーナーに入っていくイメージで扱うといい。」恐れおおくも僕もまったくコレと同意見です。
テレスコピック一筋だった僕としては「これが最善なんだろうか」と疑問に思います。僕は、ライディングスキルを向上させようとする意識はあんまりありませんが、少しだけ見習っているのは、お世話になりたくない白バイの方々の華麗なる運転テクニックです。公道では最善のライディングだと思っております。白バイの動画は全世界の皆さんも絶賛しております。このテクニックが業務を遂行する上で必要かどうかは別としても(笑)。これ、テレレバー付きで出来ますか?出来るかも知れませんね。上手いから。でも、パイロンスラロームのタイムアタックはCB1300(テレスコピック)の敵ではないはず…たぶん。
更に、僕らは教習所にて「低速のコントロールが出来なければ高速域もできない」と言われ、我々は死ぬほどニーグリップしてクランクを根性で走ったはず。これ、テレレバーで出来るんでしょうか。かなり難しいと思われます。女性ならほぼ壊滅じゃないですか。となると、BMW様のテレレバーを良しとするならば、国土交通省は二輪免許保持者に対し土下座の謝罪をして教習内容を変更するべき…じゃないのかなぁー(笑)。それからもう一つ。テレスコピックがそれほど評価出来ないのなら、他メーカーは何故テレレバーのパクリをしないのでしょうか。コストやパテントの問題だけではないでしょう。なぜなら、ポルシェのディプトロはすぐ真似されましたから。また、最高峰のMOTO GPでも走ってないし。まぁー小難しい話を抜いたとしても、僕の中でコーナーリングってのは、2輪も4輪もドンッ!ってブレーキをかけて前荷重にして、どぉりゃやーと体重移動またはステアリングを切って、ぬぅうぉおおーとアクセルを開けていくってものじゃないの(笑)。
じっくりテレレバーのテイストを味わうのもBMW様の大人なバイクを知る上では良いとは思いますが…
サスペンションが衝撃的でしたので、すっかりエンジン性能の事を忘れてしまいました。110PSあるのでそりなりの加速なのかと思い7000rpmまで回しましたが(すいません)、出力特性もとってもジェントルマン(笑)。おそらく、国産4気筒で110PSもあれば鼻血の吹き出る加速でしょう。クルマに例えるなら、ドゥービルがFITなら、R1200RはいいとこBMW325(現ラインナップにはありませんが)…って感じかなぁー。R34スカイラインやFD3S(RX-7)やS2000の加速はありません。
おっさん向け…間違えました(笑)全てにおいて大人向けなバイクって訳です。しかもプライスもおっさん向け…もとい大人向けで、BMW様より20万の値下げがありましたが、車両で160万は少し高いなぁ。バイクの製品内容では120万円前後ぐらいが妥当ではないですか。40万円はブランド料だと思った方が良いと思われますね。個人的には。
しかしながら、現段階の第一候補はぶっちぎりで間違いなし。理由はカッコイイから(笑)。ですので、この後は妻に高級な温泉にご招待です。信州の鎌倉と呼ばれる別所温泉に移動して訪問した先はこちら
老舗旅館 臨泉楼 柏屋別荘さんです。日帰り入浴1050円です。高級バイクを購入するには、高級接待が必要なんです。なんてのは冗談で、実はムルティを見に行った帰りに寄った昼神温泉で
こちらを1000円で購入しているので手形で入浴できます。かなりお得であっという間に元が取れます。2回入れば元が取れますから信州温泉巡りが好きな方にはお勧めです。
柏屋別荘さんのお湯はマニアが賞賛するだけあって、源泉かけ流しでかるく硫黄臭が漂うステキなお湯です。湯船の温度も内湯は若干ぬるめになっていて、露天が源泉が多く温度高めで気遣いを感じます。さすがは高級旅館です。お勧めです。若干高いのが難点ですが。
こりぁー迷走してきましたぜ。純粋に走りで選ぶなら断然KTMでしょうね。軽いしパワーも強烈ですしね。その反面、モタード系なのでOFF色が抜けないし、OFF車感覚でコーナーを攻めるので慣れないと怖いし(危ぶない)、ビジュアルは虫みたいな感じでお洒落な感じではありません。それと足つきも問題(笑)。BMWは、ビジュアル抜群で、全てにおいて大人。その反面、テレスコ野郎には慣れが必要ですし、安定志向で刺激には欠けます。だから、ツーリングに向いているんですが。ピエール様の作品(DUCATI SS1000DS)は…僕には、やっぱり古いから維持・管理が面倒くさい(笑)。乗っている人のブログ等を拝見すると、僕には無理って思います。青空ガレージしかありませんし。
こうやって考えていくと、国産4気筒が無難なんじゃないか…(笑)。例えば、バンディット1250Sなんか結構理想だったりする訳です。ロードモデルであり、ツーリング向けでタンデムもこなし、ハイパワーで6速ギア、シート高も790mmで大好きなハーフカウル、ジャパニーズ大好きのZRXやCBと違い旧式の2本サスではなく、モノサスとなっていますから。また、バンディットは日本では今一歩ですが、海外では高い評価をされています。BMW様と違うのは、エンブレム(笑)と、チェーン駆動なのと、ダサいデザインと、コストを意識したチープな作りなだけです。そこが大事なんですが(笑)。
今回は、じっくり行きます。たとえ、標準サスになっているR1200R classicが売れてしまったとしても。とりあえずバンディットは試乗してみようかな。試乗出来ればなんですが(笑)。外国メーカーは販売利益率が高いからなのか試乗車が結構置いてありますが、国産メーカーのディーラーはやる気ないですからね。
今週末は3連休です。いままでドゥービルの過走行防止に勤しんでまいりましたが、もう気兼ねなく乗ります。なぜなら、頑張ったとしても40万円ですから(笑)。それなら、普通に乗りますよ。
という訳で、今週末は久々のツーリングに行きます。
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コメント
本格的な迷走状態に入ったようで・・・
数々の高級接待の効果は如何だったのでしょうか?
どちらに転がっても出どころは同じなのですが 実行に移すに越えなければならない最も高い頂きですから。
BMW、ナチュラルライディングで乗れないんですね。スタイルからは意外でした。
また 冬眠中に決まれば車検を受けずに出せますしネ。イッパイ悩んで良い結果を期待しています。(難しいかな?)
投稿: MAC | 2013年9月13日 (金) 21時18分
妻は、パッセージの社長から「これは病気なので治りませんよ」とはっきり言われてから、どこか吹っ切れております。それにしてもBMWはちょっと高いですね。製作費から考えてもVFRとどっこいじゃないですか。カウルが無い分安くなるんじゃないですかね。
そうなんですよMACさん。BMWのRシリーズを冷かしで試乗して見てくださいよ。出来れば地方で。意見聞きたいです。皆さんは絶賛なんですよ。安定感はあるものの、ライディングの基本である8の字ターンは難しいと思います。個人的にはテレスコのが万人受けだと思うんですが(笑)。
かなり迷い始めました(笑)。はじめはKTMで決まりだろうと思っていましたが、実際乗って見ると飽きちゃいそうなんですよ。そこらへんもランエボと同じなんですよ。金額的にも5年ローンは確実だし。BMWはクルマのBMWと同じで所有感は高いけど割増感は拭えない。そうなると、国産マルチを堪能してからでも良いかな…と(笑)。
投稿: 友蔵 | 2013年9月15日 (日) 07時00分