バイクの流行り
今週の11月の3連休。外気温も日中で6℃、夕方なら3℃を下回る我が家の周辺は、普通の人ならバイクシーズンが終わります。いつもならこの3連休を利用して実家にバイクを冬眠させに向かうのですが、今週は天候が思わしくなく次週に持ち越しました。
ドゥービルもこれで2シーズン乗り、ODOも13000kmちょっと手前です。ハーレー883が3年間で15000kmですから、僕にしては過走行気味ですね(笑)。このまま3シーズン目を走りますと天候にもよりますが19500kmが予測されます。ここまで走ってしまうと下取りが…かなり不安になります。
僕は、いままで運の良い事に購入金額の約半分で下取りをして貰っていたのでうまく乗り換えて来たのですが、今回はマイナーなドゥービルで、さらに約20000kmでは…初の5年間計画で終焉を迎えるか、もしくは前倒しで乗り換えるか…微妙なところとなりました。
先週の17日は、妻の母の一周忌でしたので久々に実家に行き、ついで(あくまでもついでです)に、気になっていた中古のDUCATI SS1000DSを拝見しにDUCATI松戸でお邪魔いたしました。2004年式でODOは14000km。まぁまぁキレイな方でした。
どこから見てもカッコイイなぁー(笑)。デザインが素晴らしいです。イタリア人は天才です。僕は4輪もそうですが間違いなくラテン系なんですよね。どうもゲルマン系のデザインは好きになれないんですよ。それでこれまた空冷L型ツインでハーフカウルが僕の中ではDUCATIらしくて、チラッと見えるこのトラスフレームもカッコ良すぎます(笑)。僕の中では「これぞDUCATI アモーレ」でございます。
やっぱりコレに決めました…と行きたいところなんですが良い所ばかりではありません。年齢には勝てないのでしょう…お疲れ気味な部分もあります。ディーラー管理物で前オーナーもそれなりに投資していた模様なんですが、即乗れる状態ではないですね。まぁー人によりますが(笑)。まず、ダメなのがタイヤ。山はまだ残っていますが完全に硬直してます。怖くて乗れません。そして、DUCATIならではのタイミングベルト。2年おきらしいので時期です。ミラーの傷。僕はぶつけない派なのでありえないです。ライトのレンズ。色が変わってきております。それから重~いクラッチ。883より重いです。よく東京周辺で乗れますね。タンデムはこなすと思いますが、40歳過ぎのオジサンにはキツイ前傾ポジション(笑)。最後に積載能力はゼロなので、ベンチェラのシステムキャリアとバックも必要です。車両で65万円ぐらいだから楽々プラス10万円コース。そこに諸費用ですから案外高い。
むむむ…そしてやはり危険なオーラも感じます。妻も当然のごとく反対です(笑)。このダメっぽいんだけど惹かれるこの気持ち…遠い過去に味わったような…思い出しました、ランチア デルタ インテグラーレ Evo2を購入しようとして止めた時と同じです(笑)。
僕は、WRCのビデオでデルタで華麗なるドリフトをしながら曲がるユハ・カンクネンに憧れてラリーの世界に飛び込みましたので(実際の日本のラリーは足元にも及びませんが)、デルタに関しての思い入れは人一倍あります。が…しかし、趣味の世界の物だとわかっていても維持は簡単ではない模様でした。夏の東京に渋滞にはまればゴム類が全て溶けると言われていました(事実関係はわかりません)。おまけに購入金額も中古で(中古しかありませんでしたが)400万円を超えていました…400万円超えてホースが溶けるんですよ(笑)その時は若干収入があったので買って買えない状況ではなかったのですが…さすがの僕も諦めました。ですが、今でも見かけると乗らなかった事に後悔している1台です。今となっては別の世界の乗り物(金額的に)になってますから(笑)。
う~ん…とりあえず検討の一台です。らしさが残っている1台ですので。そして失礼ですがすぐ売れるとは思えませんから(笑)。半年以上在庫になっていますし、流行りのスタイルではありませんから。
他でも検討してもいいんですが、ニューモデルで登場するバイクのツーリングモデルは、ほとんどが足長モデルのアドベンチャータイプなんですよね。BMWのGSの流れから水平展開しているんでしょうが、ちょっと流行りに流されすぎなんじゃないでしょうか。
「世界的にその傾向だ」って事になっていますがそれは怪しい感じです。確かにDUCATIもツーリング向けにはムルティを…でスポーツツーリングのモデルは消えてしまいました。僕は個人的にOFFモデルの派生版は好みでありません。2輪は違うのかも知れませんが、4輪のSUVみたいでSUVにコーナーリング性能を求めるのはどうなの?と思うからです。4輪なら断言してセダンやスポーツタイプの敵ではありません。タンデムでのんびりならアメリカンでも良い訳ですが、実際アメリカンタイプだと、ステップをガリガリしてしまいます(笑)し、止まる曲がるの絶対的な性能も低いから僕には操る楽しさに欠けてしまいます。まるでミニバンみたいです。4輪だと欧州のメーカーは昔から今でもセダンやハッチバックがほとんどで新しいモデルごとに熟成されていて、日本のマーケットみたいにワゴンが流行れば皆さんワゴン、ミニバンが流行ればミニバン、Ecoカーが流行ればEcoカーではありません。BMWやベンツを賞賛する訳ではありませんが、イメージで売るのではなく中味の充実で勝負して欲しいです。ましてや、最近のホンダのNCシリーズみたくト○タのクルマみたいに値段ありきで勝負なんてのは、実用で使用する機会の多い4輪なら「仕方ない」部分(特に田舎では)もありますが、2輪にこれを持って来るのはどうなんでしょうか?…ね(笑)。
そこで候補で上がるのは、カワサキのNinja1000が求めているコンセプトなのでやはり惹かれますが、何でしょう…デザインの問題なのか今一歩。フェザー8もVFR1200同じ感じ。日本製バイク全体に言えますが、荒々しさに欠けると言うか、ワイルドさに欠けると言うか…デルタのような魅力がないんですよね(笑)。でも、このNinjaには頑張って欲しいです。これが流行ればDUCATIからもSS1000が復活するかも知れませんから(笑)。
やっぱりドゥービル5年間の32500kmコースか…(笑)。でも、1台と長く付き合うタイプではないんですよね。ですが…唯一長く付き合っているのが一つありまして、それは妻です(照)。大学時代からなのですでに約20年超え。途中、色々ありましたが現在も更新中です。懐かしい大学時代の待ち合わせ場所はこちら
彼女は、父親の仕事の関係で奥に見える郵政の寮に居まして、九段下の首都高5号線の下が待ち合わせ場所でした。今でも通ると懐かしいです(滅多に通りませんが)。しかも当時と景観が変わっておりません。当時はAA33Sのカルタス…そして現在はジムニー…あっ!同じスズキのクルマ…スズキと縁があるんでしょうか(笑)。ちなみにティニーも一緒です。
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コメント
ニンジャ1000に一票。乗ってみたいですね。私も長く乗る方ではありませんがドゥ-ビルは車検取る予定です。同じく一番長いのは奥さんで、もう30年になりますよ。
投稿: たま | 2012年11月26日 (月) 07時10分
DUCATIもNINJAも魅力的ですね。ただ今は首の具合で前傾は・・・またタンデム不向きでは許可が・・・
ドゥービルは多少「アバタモエクボ」ですが 同格、軽量、高出力と来れば目移りするでしょうけど。
家内とは高校の同級。結婚前を入れ都合 34年 VANが21年 ・・・どちらも年期が
投稿: MAC | 2012年11月26日 (月) 22時52分
たまさん MACさん
すごい偶然ですね。奥さんとの付き合いが長いのが…(笑)。
しかし今のバイク雑誌はもう呆れますね。NCを絶賛ですから。もちろん企業努力もあるとは思いますが、当たり前ですがあの金額で作れて利益が出るバイクなんですよ。もの作りの現場から見たら。赤字で作っている訳ではないんですよ。今の日産と同じですよ。マーチやノートが素晴らしいでしょう(笑)。どう考えても先代より悪くなってます。もちろん値段は安いですが。
クルマやバイクって結局これなのか?いろんなものを犠牲にしても値段なのか?と言いたいんですよ。どこか一つくらいこの手の話を記事にするかと思いましたが全くもって皆無。提灯記事だけなら誰も買わないですよ。賞賛するだけならメディアとして恥ずかしいですよ。
そこを行くと、さすが男カワサキです。単独のコンセプトですから。他社は様子見なんでしょう。ヴェルシスでさえロードよりですから。先進国でバイク乗るのに本格的GSが必要な訳ねーだろ!って言いたいですよ。普通の人には。
だけど、DOCATIはデザインに惚れちゃいます。こればっかりは好みですので(笑)。走りは当然日本製が良いに決まってますから。ドカの走りが最高とか言う人は、冷静な判断が出来ていませんよ…たぶん(笑)。まぁ所詮公道ですから雰囲気で乗るだけなんですけどね。
ただ…ドカの購入にあたっては、山梨・長野にディーラーがないんですよ。新車ならまだしも10年落ちの中古品でイタリア製。ガレージがあれば勉強しながら自分で…もあるんですが(笑)。
投稿: 友蔵 | 2012年11月28日 (水) 19時07分
NCですね。
生産国と日本の対応の違いを感じます。
排気量ではなく出力での区分けし 若年齢層のステップアップ向けを意識し CPに優れ 選択肢を増やし誰でも乗れるバイクとして発売したものですよね。
一昔前だったら 中途半端で低出力との事で評価に至らなかったのでは?
日本で若い人が経済的に娯楽としての車、バイク離れに対し 「怖くない」スクーターの亜種的な位置に置いているような・・・・
投稿: MAC | 2012年12月 1日 (土) 01時17分
ニンジャは今の日本のバイクとしてかなりトンガってると言えるバイクだと思います。最近の国産バイクのデザインがどうにも好きになれない身としては、ニンジャのトンガリは好みです。
それとドゥービルは、今回正式に社長に引き取って貰う事になりました。11000km近く走ったメッツラーが限界を越えてしまい、交換が必須になり工賃等を考えると売却が最善となりましての決定でした。
ただ、トランザルプの万能性能がドゥービルの魅力を自分から食い尽くしてしまったのが最大の要因です。アップポジション、ドゥービルより軽い車体、峠での旋回性能、高速での安定性などがホンダの本気を感じます。収納性の低下は否めませんが。
投稿: オザケン | 2012年12月 3日 (月) 18時14分
MACさん
確かにNCは「怖くないスクーター」ですよ(笑)。利便性が走りより重視されているところも同じですね。ユーロ圏も視野に入っているらしいですが…どうなんでしょうね。僕だったらT-MAXにしますね。走りとか操作を楽しむのでなければ、どうせならギアチェンジも要りませんから(笑)。
オザケンさん
そうですか…ドゥービルを手放しましたか。まぁー僕もいつ手放すかわかりませんが(笑)。
トランザルプはEgは同じですがNCシリーズと違ってフレームも違うので別のバイクですからね。EU圏で鍛えてきたクルマやバイクは流行りやキャッチフレーズで誤魔化しても長続きはしないので、長年販売されてきたトランザルプは熟成されているんだと思います。VWのゴルフがいい例です。
ただ、その後が…NCですから(笑)。今の日産と同じ方向を見ているんでしょうか(中国とか東南アジアとか)。2輪業界のリーダーメーカーなので若干将来が不安になりますが、ヤマハはともかく日本ではカワサキがおりますし、世界にはBMWがありますから安心…でしょう(笑)。
投稿: 友蔵 | 2012年12月 7日 (金) 18時37分